シルキーな口当たりで、アタックはエレガントな印象です。ラズベリー、チョコレートの香りに、コショウのニュアンスがアクセントとなって利いています。タンニンのバランスも良く、素晴らしい余韻です。
ぶどう品種：グルナッシュ70％、シラー30％
合う料理：カルビ風ステーキ、豚の角煮

【生産者ドメーヌ・ラファージュ】
ジャン・マルク・ラファージュの真骨頂は、アッサンブラージュ（ブレンド）の技術です。それは、単なるワインのブレンドセンスではありません。ドメーヌが所有する畑は約170ha。つまり、広大な畑に多数存在する微気候（ミクロクリマ）に精通しているということ。各テロワールに最適な品種、栽培法、収穫時期の差異などを細かく把握しているのです。単一品種だけに頼らないため、ワインのラインナップは驚くほど多彩。ぶどうの個性がアッサンブラージュによって得られる最良の結果を熟知しているのです。

【世界でもっとも影響力のあるワイン評論家　ロバート・パーカー】
1947年アメリカ･メリーランド州ボルチモア生まれ。元弁護士。ワイン好きが高じ、消費者の立場からワインの本を書いてみたいと考え、1978年にワイン小売業者向けに自主独立のワイン情報誌「ザ･ボルチモア･ワシントン ワイン･アドヴォケート」を創刊（後に「ザ･ワイン･アドヴォケート」と改称）。100点満点でワインをテイスティング評価するパーカーポイントを編み出し、それまでのワイン業界の常識を覆す衝撃を与えました。
そして、ワイン文化の発展に貢献した功績により、フランス大統領からレジオン･ドヌールの十字騎士勲章とメリット勲章を受けました。彼の驚異的な試飲能力と記憶力を称し、“世界一の舌” “神の舌を持つ男”の異名を持っています。

◆ボルドー
　フランス南西部の大西洋岸に位置するボルドー地方は、世界最大の上質ワインの産地。フランス最大の生産量を誇り、質・量ともに群を抜いていることから、別名「世界の酒蔵」とも呼ばれています。
◆ローヌ
　ボルドー、ブルゴーニュに次ぐ、フランス第3の銘醸地。醸造の歴史はフランス最古ともいわれています。
◆ラングドック
　気候・土壌が恵まれ過ぎたために安ワインのイメージもありましたが、近年情熱と才能あふれた醸造家たちが新天地を求めて移入。目まぐるしく進化を遂げた注目の産地です。
◆南西地方
　ボルドーに隣接する南西地方は、ボルドーと同等の品質を持ちながらコストパフォーマンスに優れているのが魅力。熟した果物の香りを持ち、渋み・酸味ともに豊かで、コクのあるワインを多く造っています。黒ワインの有数産地でもあります。