生産者：ドメーヌ・モーリス・ガヴィネ

ドメーヌ・モーリス・ガヴィネは，ニュイ・サン・ジョルジュで4世代続くドメーヌです。1920年，ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの栽培長であったオノレ・ガヴィネ氏によって創設され、そのノウハウと情熱を4代目の現当主アルノーが継承。28歳の期待の若手が腕を振るう注目のドメーヌ。元DRCの栽培長であった曽祖父からの伝統は現在も受け継がれ，10ヘクタールの畑では全てリュット・レゾネによる自然な栽培が行なわれ，一部ではビオディナミも取り入れられています。収穫はすべて手摘みで，除梗も手作業で行なわれる。現当主アルノー氏は，几帳面で真面目な性格で，曾祖父の手法を勤勉に守り非常にバランスの良い柔らかいワインを生み出しています。みずみずしい果実味に控えめなタンニンと樽香，バランスの取れたミネラル。上品でピュアなスタイルが特徴で，畑仕事を重んじるこのアルノー氏の真摯な力量が十分に発揮されています。

ロマネ・コンティに務めた創設者モーリス・ガヴィネ

ドメーヌの創始者、オノレ・ガヴィネ氏は1904年から1913年のおよそ10年間、あのロマネ・コンティの畑の栽培長として勤めていました。その勤勉さと手腕は高く評価され、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社は文書で、確かに彼が10年間務めたこと、そしてその完璧な仕事ぶりと高い手腕を認め、文書で証明されています。

DRC社を退職した後、1920年にドメーヌを創設し、ドメーヌの名称に今でも残っている2代目のモーリス・ガヴィネによりプルミエ・クリュの畑を買い取るなどして広げていきました。今ではニュイとボーヌに合計10haほどの自社畑を所有し、10ものアペラシオンのワインを手掛けています。

生産者：キャンティ・クラシコ・ヴァリアーノ

トスカーナの原風景、いくつもの丘が連なるキャンティ・クラシコ地域にある『ヴァリアーノ』は、4世代に亘るピッチーニファミリー誕生の地。 230ha、75カ所ある畑は2018年にオーガニック認証され土壌、高低差や畑の向きなどによって味わいの異なるぶどう樹1本ごとのポテンシャルを引き出すことを 大切にしています。単一畑のぶどうで造られるキャンティ・クラシコ・ヴァリアーノ・ポッジョ・テオはノーベル賞晩餐会に提供された実績を持っています。

ノーベル賞晩餐会とは

ノーベル賞の晩餐会に参加する人数は約1300人で、通常では、王室メンバー、ノーベル賞受賞者ら、各国の優秀な学者政界要人などが出席されます。ノーベル賞の晩餐会はノーベルが逝去した日、毎年12月10日に行われており、場所はストックホルム市政府庁舎のブルー・ホールです。

ノーベル賞の晩餐会のメニューは、ノーベル賞の発表と同様に厳重に秘密にされており、毎年の12月10日の夜７時に初めて公開されます。来賓に与えられる食器は十数本の金メッキナイフとフォークを含み、十数枚以上の金縁皿、「ノーベル」を印されるハンドメードのワイングラスで、これらの食器は年に１度の使用時以外は、常に市政府庁舎に保管されているといいます。

野菜のほか、北極エビ、サーモン、タラ、鹿肉などスウェーデンの特産物が必ず振舞われます。
このような素晴らしい晩餐会で提供された、スウェーデン王室御用達の１本を、ぜひこの機会にお楽しみください。