「ハイランド・クイーン」ウイスキーの製造元マクドナルド＆ミュア社は、ロデリック・マクドナルドと、義兄弟で友人のアレクサンダー・ミュアとともにエジンバラ郊外に1893年に設立した会社です。
「ハイランド・クイーン」は、“高原の女王”という意味で、18世紀スコットランドの女王・メアリー・スチュワートのことです。
設立地が、その昔フランスから帰国したメアリー・スチュワートが上陸したこと、スコットランド人がメアリー・スチュワートを敬愛していることなどの理由で、「ハイランド・クイーン」という名前になりました。
ハイランド地方にグレンモーレンジ、スペイサイトにグレンマレー蒸留所を持っていて、その２つのうち、グレンマレーのモルトの個性を引き継いで造られています。

ミュアヘッズのスコッチ・ウイスキーは、エジンバラに拠点を置くウイスキーとワインの商人、チャールズ・ミュアヘッズとサンズが1824年に設立。当初はワインの商人でした。
ミュアヘッズのブルーシールスタンダード・ブレンドスコッチウイスキーに加えて、ゴールドレーベル、シルバーレーベル、またはオールドマチュリティブランドで多数のプレミアムブレンドウイスキーが造られ、ミュアヘッズ・ブルーシールは、世界中の多くの市場で有名ブランドに成長しました。
ミュアヘッズの名前は、ゲール語の「ムーアの頭」または「ムーアの最高点」を意味します。古樹と熟成を組み合わせ、香りと良い味わいが広がっています。

ワインオーナーならではの
ユニークなウイスキー

タリバーディンはスコットランド最大の地域、ハイランドの南部に位置する蒸留所です。この地はハイランドと隣のローランドの両方の要素を併せ持ち、良質なミネラルウォーターの産地としても有名です。2011年からフランスはブルゴーニュの名門ワイン商ピカール社が蒸留所を買収し、パッケージとラインナップを一新。ウッドフィニッシュに使用する樽のリッター数を示したラベルデザインが特徴でひと味違ったユニークなフレーバーをもつシングルモルトを造っています。ハイランドらしい比較的甘口でピート香が穏やかな優しい味わいがこの蒸留所のウイスキーの特徴です。