中くらいの濃さの赤紫色です。エッジにかすかに紫色から変化しつつある熟成色が出始めていて、ソフトながら広がりのある色調となっています。カシスやコンポートのアンズの香り、そこにかすかに樽由来のスモーキーフレーバーやナッティな風味も加わります。アタックから溶け合った酸とタンニンが果実味をコーティングして、一体化して心地よく感じられます。旨みとなりながらしっかりとメリハリもあり、楽しめる１本です。
ぶどう品種：カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
合う料理：牛サーロインステーキ チーズのソース、ポークの腿肉ロースト 和風ソース

明るい色調、濃いガーネットの中にルビー色の輝きが見られます。それらが一体となって深紅のバラをイメージさせます。コンポートのフルーツの香り、そして干しぶどうの香りに樽由来のスモーキーさが出て、豊かな香りです。アタックからこなれた、果実味が出ていてそれを酸味が包み込んで豊かな味わいとともにタンニンの甘苦さが出ています。それがボリューム感のある余韻となっています。
ぶどう品種：ネグロ･アマーロ60%、サンジョベーゼ40%
合う料理：ビーフステーキ 赤ワインソース、ポークのカツレツ ラタトウユのソース

チェーロ・エ・テッラは、1908年から続くイタリアの生産者組合です。イタリアの北部、ヴェローナ近郊に拠点を構えています。
1999年、ヴェネト州に6,000haの畑を持つ協同組合コッリ・ベリーチと合弁企業を設立。コッリ・ベリーチ・グループとして2,000以上のワイン生産者と提携、4,000ha以上のブドウ畑を共同で管理し、イタリア北東部の様々なDOC、IGTと、南部プーリア州のワインを幅広く手掛け、それらを自社で栽培も醸造も行うことで、コスト・パフォーマンスの良いワインを生み出しています。現在では数多くのブランドをもち、幅広いワインを取り扱っています。中でもオーガニックワインに一層の力を入れており合わせて60haの自社畑をメインに、地場品種はもちろん、国際品種も含む15種類以上のブドウをオーガニック農法で栽培しています。IGTやDOCといった格付けに拘らずに、良い畑から良いブドウを集めブレンドすることに重きを置いて、安定した高品質ワインを生み出し続けています。

深い色調の濃い赤紫色です。エッジの紫色の中にかすかにオレンジ色のニュアンスが見られるきれいな色合いです。ブラックチェリー、アンズやブルーベリーのジャム風の香りに、シナモンや丁子のスパイスも感じられます。全体的にこなれた甘苦さが表に出ていて、それを酸味が引き締め、ドライな味わいとなっています。旨みもあり、余韻にその印象が残ります。
ぶどう品種：テンプラニーリョ、グラシアーノ
合う料理：ポークカツレツ 赤ワインとバルサミコのソース、牛ヒレのサイコロステーキ 和風ソース