中くらいの濃さの広がりあるガーネット色。赤い野バラをイメージさせるチャーミングな色合いで、輝きも十分。ブラックベリーやイチジクのコンポート、そして軽いハニー香とともに樽由来のスモーキーフレーバも感じられます。酸と果実味が優しく溶け合ったスムーズでバランスの取れた味わい。余韻のタンニンが少々スパイシーですが、時間とともに変化する味わいを楽しめます。
ぶどう品種：グルナッシュ、シラー
合う料理：仔牛肉のソテー、ビーフシチュー

【名門生産者　M.シャプティエ】

7代目社長、ミシェル・シャプティエのユニークでエネルギーに溢れた性格とワインへの愛情が、無名のシャプティエをフランスを代表するワイナリーに育てました。彼が何よりも大切にするのはテロワールの表現。畑ごとで異なるテロワールの個性や微妙なニュアンスが、そのまま写真のように写し出された味わいが特徴です。

バイオレット色の照りがスミレの花を連想させる色調。紅色の濃い色合いとのバランスが良くチャーミングな色合いでもあります。ブルーベリーや干しイチジク、ヤマモモの香りの後から、焦がした樽香からくるスモーキー感が漂います。心地良い酸味とフレッシュな果実の味わいが印象的で、さらにはタンニンが絡み、より深みのある味わいとなっています。余韻はスッキリしていてエレガンスを感じさせます。
ぶどう品種：カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
合う料理：鴨肉のロースト　レザンと赤ワインソース、ポークカツレツ　バターソース

【天才醸造家　ラファージュ】

あのロバート・パーカーが「身の毛もよだつ怪物」と絶賛したジャン・マルク・ラファージュ。南フランスのルーション地方で６代続くドメーヌ・ラファージュの当主にして、世界中のワイナリーからコンサルタント依頼が殺到する天才醸造家です。 ジャン・マルク・ラファージュの真骨頂は、アッサンブラージュ（ブレンド）の技術です。各テロワールに最適な品種、栽培法、収穫時期の差異などを細かく把握し、畑ごとにブレンドを変えたバラエティ豊かなワインを造り出しています。

50年ほど前から、情熱と才能に満ちた醸造家たちが、ぶどう栽培の条件に恵まれたこの地に移入。高品質のワイン産地として劇的に進歩しました。 新たに注目すべきワインが目白押しという点で、フランスでここを凌ぐ地方はないといわれています。

ボルドー、ブルゴーニュに並び、フランスワインの御三家と称されるローヌ。ぶどう畑は、南北約200kmにわたるローヌ川両岸の渓谷に広がっています。ローヌ川は歴史的にも重要な交易路で、ぶどう栽培はローマ文化とともに、 地中海からこのローヌ川をさかのぼり、北に広がった歴史を持っています。ローヌで造られるAOCワイン、IGPワインの生産量はどちらも国内第2位。ローヌを飲まずしてフランスワイ ンを語るなかれ。2000年前から脈々と受け継がれるローヌワインの魅力を実感してください。

メドックは、優れた赤ワインの産地です。メドックの中に河口に近い順から、サンテステフ、ポイヤック、サンジュリアン、リストラック、ムーリ、マルゴーの６村があり、有名シャトーが集中。 ボルドー５大シャトーのうちの４つをはじめ、格付け61シャトーはすべてこのメドックにあります。

フランスのＡＯＣワインの生産地の約5％に過ぎませんが、ＡＯＣの数はフランスのワイン生産地域の中でもっとも多く、その数は100にも及び、魅力的なワインを生み出しています。