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白ワインの基本を知る!

和食にも合わせやすい白ワインは冷やして飲むので、これからの季節にぴったり。温度や色合い、産地についてちょっとした知識があれば、楽しみ方の幅もぐっと広がります。渋味が少ないので、ワインビギナーの方にも白ワインはおすすめですよ。

白ワインの飲み頃の温度はどのくらい?

お手頃なテーブルワインなら、6~12℃まで冷やすとすっきりとした酸味が楽しめます。樽熟などのふくよかなボディの白ワインは、あまり冷やしすぎず10~14℃が目安です。また、甘口の白ワインは6~8℃までよく冷やしましょう。溶けたアイスクリームがものすごく甘く感じるのと同じで、冷やした方が甘味が適度に抑えられ、引き締まった味わいになります。

ワインを冷やす時間の目安を教えて!

ボトルが肩まで浸かる深さのバケツに半々くらいの比率で氷と水を入れ、ワインボトルを入れると、非常に早く冷やすことができます。温度計を使わずに適温にするには、室温から希望するワインの温度を引いた数字分だけ冷やすといいでしょう。例えば室温が25℃で、希望温度が10℃なら、15分間冷やせばOKです。

白ワインの色はどうやって変わるの?

白ワインには、透明に近い色~明るい黄色~金色~褐色などがあります。この色合いにプラスして、薄い、濃い、麦わらのような、緑がかったなどの、濃淡やニュアンスを添えます。色が濃くなる要素としては、次のようなものが挙げられます。
1.地理的要因 気候が暖かく、果実の成熟が良いと色が濃くなります。
2.ヴィンテージ的要因 果実の成熟度が良い当たり年は、色が濃くなります。
3.品種的要因 品種によって本来持つ色合いが違います。
4.栽培(畑の管理)的要因 古樹は果実量が少なく凝縮されるために、色が濃くなります。同様に、果実の剪定(間引き)をしっかり行うと養分が凝縮されて、色が濃くなります。
5.醸造法的要因 スキンコンタクト(※)や樽熟成をさせると、色が濃くなります。
※果実の破砕後に果皮を取り除かず、果汁に漬け込んだまま低温で長く置き、香りの成分を抽出し果実味を最大限に引き出す方法
6.熟成的要因 樽熟成のほか、瓶詰め後も熟成が進むにつれて色が濃くなります。
例えば、透明に近い色のワインの場合には、「冷涼な地域の若いワインで、あまり貯蔵せずシンプルに造られた」と推察できます。

世界の白ワイン産地の主要品種は?

ブルゴーニュの赤といえばピノ・ノワール種というように、白ワインにも産地と品種の相性があります。主な産地の代表品種を1つずつ挙げてみましょう(1つだけ挙げるのがむずかしいところもありますが、あえて挙げてみます!)。

選ぶのに迷ったらどんなワインを飲めばいい?

ポピュラーなシャルドネ種のワインをおすすめします。シャルドネは世界中で愛されている品種で、産地の魅力を力強く発揮します。例えるなら、シャルドネはテロワールをみごとに映し出すキャンバスであり、生産者が描き求める味わいを的確に表現できるのです。産地や生産者の個性を楽しむのにぴったり。同じシャルドネ種でも、ワインによってまったく違う味わいに出会えるはずです。
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