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LESSON#044 ヴィンテージワイン

一般的に「ヴィンテージ」とは、ワインに使われているぶどうの収穫年のことをいいます。また、ぶどうが収穫されワインが醸造される時期のことをヴィンテージという場合もあります。複数の収穫年のぶどうを混ぜて造られたワインは、「ノンヴィンテージ」となります。

ヴィンテージワインとは?

ヴィンテージはワインの出来栄えを判断する上で、ひとつの目安になります。フランスワイン、とりわけ長期熟成型であるボルドーワインのヴィンテージ評価は、評論家たちの間で重要な論題です。ぶどうは農産物ですから、気候条件や病害虫の発生などの影響で生育環境が変わると、ぶどうの作柄も当然変わります。このことから、ヴィンテージによってワインの味がまったく別物になることはないにせよ、必要な熟成期間などワインの質に違いが出てくるのです。
ザ・ワイン・アドヴォケイトによるヴィンテージチャート(2008~2015)
ザ・ワイン・アドヴォケイトによるヴィンテージチャート(2008~2015) チャートの記号について

オフヴィンテージ(はずれ年)の方が美味しい?

ぶどうの出来が良くない年を「オフヴィンテージ」といいます。生産者によってはワインの造る量を減らしたり、極端な場合はワインを造らないこともあります。しかしオフヴィンテージであっても、ワインが美味しくないわけではありません。ぶどうの出来が良くない=果実に含まれる酸味、タンニン、糖度が低い=長期熟成に向かないということ。つまり、オフヴィンテージのワインは早めに飲み頃になって、若いうちから楽しめるというメリットもあるのです。

グレートヴィンテージ(当たり年)の楽しみ方

例年に比べて気候条件が良く、ぶどうの生育が健全で、酸味、タンニン、糖分がたっぷりとのった年を「グレートヴィンテージ」といいます。果皮の色も濃く、ワインの色も濃くなります。酸味とタンニンが強いので、その分熟成期間も長くなることがあります。また、タンニンやポリフェノール、酒石などが結晶化した澱も多く見られます。ワインをひと口飲んでまだ硬いと感じたら、デキャンタージュをするとよいでしょう。澱も取り除けるので一石二鳥です。
グレートヴィンテージにおけるぶどう成分の充実具合は澱や酒石などにも垣間見られます。

開ける順番や保管方法に気を付ける

2013ヴィンテージ(1時間目のチャート参照)を見ると、点数は低いですが、すでに飲み頃になっています。一方、3年前の2010ヴィンテージはまだ熟成期間を要すようです。となると、ワインはヴィンテージの若い順から飲むものとも限りません。早く開けた方が良い年もあるのです。また、グレートヴィンテージワインもただ放置して月日が過ぎるのを待つのではなく、コルクが乾くのを防いだり、寒暖差の激しい場所に置かないなどして、適切に保管しましょう。

ヴィンテージワインをプレゼント

ヴィンテージワインをプレゼント ヴィンテージはワインだけの特権といっていいでしょう。プレゼントする方の生まれ年や、周年のお祝いなど、記念のヴィンテージワインを贈るのもとてもおしゃれです。また、ご自分のお子さんが20歳になったときにいっしょに飲むために、お子さんと同い年のワインを買う方もいますね。「もし、その年がオフヴィンテージだったらそんなに長く持たない!」と心配されるかもしれませんが、大丈夫。赤ワインが厳しい年は、ぜひ貴腐ワインにしてみましょう。ソーテルヌの格付けシャトーやロワールのコトー・デュ・レイヨンは半世紀の寿命を持つともいわれています。
グレートヴィンテージのワインはこちらから

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