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LESSON#045 ロゼワインのいろは

「食事に合わせるワインに迷ったらロゼを選べ」とよくいいます。酸味のある白、渋い赤にはなかなか合わない料理にも、その中間のロゼが魅力を発揮するのです。今回はロゼワインについてお話しましょう。

世界中で止まらないロゼの人気

フランスでは生産量、消費量ともに白ワインを超え、フランスで飲まれるワインの4本に1本がロゼなんです。実はフランスでは、数年前からワインの消費量が減少傾向にあります。しかし、ロゼは逆。フランスのロゼワイン消費は、20年で約3倍に増加しています。アメリカでもロゼワインの消費量が、過去10年間で15%も増加。しかし、日本のロゼ消費量は全体の8%前後。日本だけロゼ人気に乗り遅れているようですね。

そもそもロゼワインの造り方って?

主に3つの造り方があります。

①セニエ法
赤ワインと同じく黒ぶどうを原料とし、初めの醸造過程も同じです。発酵中にほどよく色付いたら皮や種を取り除き、白ワインのように低温発酵させて造ります。

②直接圧搾法
黒ぶどうを原料に、白ワインと同じように造ります。ぶどうを潰して圧搾する際に、果皮から果汁に移る色がロゼとなり、発酵、熟成を経て瓶詰めされます。

③混醸法
黒ぶどうと白ぶどうを混ぜて仕込み、混ざった果汁を発酵させます。ブレンドはあくまで発酵前のみに認められていて、ワインを混ぜることはできません。

ロゼワインに使われる品種

ロゼにしか使われない品種や、逆にロゼには使われない品種というのは、特にありません。しかし、ヨーロッパなどは原産地呼称で決められている品種とその比率、製法は守らなければいけません。それぞれの産地国、地域で栽培される品種を使って、さまざまなロゼワインが造られています。

ロゼだけの原産地呼称-フランス編-

  フランスでは、ロゼワインだけが認められている原産地呼称(AOP)があります。赤や白は認められていない産地だけに、ワインを飲めばロゼのプライドを感じられるかもしれません。

[ボルドー地方]
●ボルドー・ロゼ ●ボルドー・クレーレ
〈使用品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、カルメネーレ、マルベック、プティ・ヴェルド

[ロワール地方]
●カベルネ・ダンジュ ●カベルネ・ド・ソーミュール
〈使用品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン
●ロゼ・ダンジュ ●ロゼ・ド・ロワール
〈使用品種〉グロロー、グロロー・グリ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ドニス、ガメイ、ピノ・ノワール(ロゼ・ド・ロワールのみ)
●トゥーレーヌ・ノーブル・ジュエ
〈使用品種〉ピノ・ムニエ(40%以上)、ピノ・グリ(20%以上)、ピノ・ノワール(10%以上)
※必ず3品種をブレンド

[ローヌ地方]
●タヴェル
〈使用品種〉主要:グルナッシュ(40%以上)、ブールブーラン、サンソー、クレレット、クレレット・ロゼ、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、ムールヴェドル、ピクプール・ブラン、ピクプール・グリ、ピクプール・ノワール、シラー 補助:カリニャン、カリニャン・ブラン、カリトー
※複数品種をブレンドし、グルナッシュは必須。主要品種はそれぞれ60%以下、補助品種はそれぞれ10%以下

和食には濃いめのロゼが合う

濃厚な赤ワインのタンニンが欲しくなる料理や、白ワインの強烈な酸味が欲しくなる料理。一般的な和食では実はあまりありませんし、毎日の食卓でそうした特別感のある料理は食べませんね。そこで、和食の基本の味付けである醤油、味噌、砂糖に合うのが、赤ワイン寄りの濃いめのロゼです。赤では重い、白では軽い。そんなデイリーワインに、濃いめのロゼを取り入れてみませんか。
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